『あなたにとって豊かさとはなんですか?』
法務部 廣瀨晴彦
先日、「あなたにとって豊かさとは?」という記事が目に留まりました。年齢も性別も職種も違う様々な方が、それぞれの思う豊かさについて答えておりました。
『お金をたくさん持つこと』『家を持つこと』『自由であること』『毎日お腹いっぱいご飯を食べること』など答えも様々であります。その中でもある方の回答が私の目を惹きました。
あなたにとっては豊かさとはなんですか?
『気づきのある人生を送ること』
この回答を見た時、とても感銘を受けました。
日々忙しく生活を送っている私たちです。どうしても目の前のことに必死なり、自分自身を見つめ直すことを忘れがちになってしまいます。
仏教の開祖であるお釈迦様は私たちに生きるうえでの正しい道を伝え残して下さいました。4月1日からの玉置上人の掲示伝道でご紹介いただきました布施行も正しく生きていくうえでの大切なご修行の一つであり、自分自身の至らなさに向き合わせていただく修行でもあります。誰もが完璧な人間ならばお釈迦様もこれだけ多くの教えを残していないはずです。つまり私たちは誰もが至らない人間なのです。
仏さまは、そんな私たちを見放さず、「正しく生きて参りましょう」、「心穏やかに生きて参りましょう」と、教えを通してつねに語りかけてくださっているのです。
私自身、玉置上人の掲示伝道を見て、はたして自分は少しでも出来ているだろうか、とても考えさせられました。日々至らない身であることを気づかせていただいているこの人生であることを改めて実感しております。
仏さまの教えと生きてゆく。気づきのある人生を送ってゆく。それは私にとって『豊かに生きていくこと』に繋がってくるのだと思います。
あなたにとって豊かさとはなんですか?
合掌