明顕山 祐天寺

「成功への第1ステップはまず信じること」

 

法務部 井村真大

 

今月の掲示伝道は世界的に有名な俳優である、アーノルドシュワルツェネッガーさんの名言です。皆さんも彼が主演の『ターミネーター』や『コマンドー』などの映画のタイトルを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。アーノルドシュワルツェネッガーさんは元ボディービルダーでプロの大会では7回も優勝したことがあるそうです。引退後はハリウッドのアクションスターとして大活躍しました。その後はカリフォルニア州の知事を務めるなど、多岐にわたり活躍しています。

「成功への第1ステップはまず信じること」

様々な功績を残している彼に言われると、とても説得力のある言葉です。先ほど経歴を説明したように、彼は様々な活躍をしています。ボディービルダーやハリウッドスター、知事など、どれもなかなか簡単にできるお仕事ではありません。これらのお仕事をなさるときに心の支えとなったものが、信じることだったのではないでしょうか。この言葉を聞いて、改めて信じることの大切さを学びました。

 

浄土宗の教えに「深心」というものがあります。「深心」とは阿弥陀様の極楽浄土へ往生するものが持つべき三種類の心である「三心」の一つで、いかなる自分であろうとも、お念仏をお称えすれば阿弥陀仏様の本願のお力によって往生することができるという確信を意味します。

 

アーノルドシュワルツェネッガーさんが様々な偉業を成し遂げたように、私たちが極楽浄土へ往生するためには、口に「南無阿弥陀仏」と称え、声に合わせて「必ず往生できる」と思うこと。この「必ず往生できる」と信じることによって極楽浄土への往生が確かなものになるのです。

 

お念仏はいつでも、どこでも、だれでもできる易しい教えです。お念仏は厳しい筋トレや、演技力、政治の知識は必要ありません。厳しい修行を行うことができない私たちにできる唯一のことは阿弥陀様のお誓いを信じ、どうか極楽浄土に往生させてくださいという気持ちでお念仏をお称えすることです。

 

南無阿弥陀仏とお称えすれば、阿弥陀様のお誓いによってどのような人でも分け隔てなく確実に往生することができる。これからもこの御教えを深く信じ、疑うことの無いようお念仏をお称えする生活を送って参りましょう。

合掌

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