明顕山 祐天寺

猛暑の8月を越え、朝晩は少し涼しくなり秋の入り口を感じる季節となりました。

今月の掲示伝道は「一寸先は光」とさせていただきました。

これは誰もが知っているアンパンマンの作者である、やなせたかしさんが作られた詩の一節です。

一寸先は闇という言葉は皆さまも耳にしたことがあるかと思います。

未来のことは、少し先のことでさえわからないという意味の言葉であります。

やなせたかしさんは闇を光と変えて表現して下さいました。

 

私達は人としてこの世に生を受け、いずれはこの世を去って行く身であります。

それが何十年後なのか、来年なのか、もしかした今日かもしれません。

それは誰にもわかりません。

 

私達は限りある命の中で尊い御縁のもと、お念仏のみ教えに出会うことが出来ました。

阿弥陀様は南無阿弥陀仏と称える全ての者を、平等に苦しみのない西方極楽浄土に救い取って下さいます。

お念仏をお称えする者、阿弥陀様の光りの中で生きていくことが出来ます。

 

一寸先は光。つねに阿弥陀様の光りの中で生きていくことが出来る喜びを改めて感じ、これからも共々にお念仏を相続してまいりましょう。

 

合掌

祐天寺法務部 廣瀨晴彦

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