12月18日、駿州厩西岸寺の祐林が遷化しました。
法号は定蓮社禅誉上人照道祐林和尚です。
本芝西応寺に住した祐天上人弟子の寂天(享保7年「祐天寺」参照)の弟子です。
祐海はこの年、『在家朝夕看経之法式』を著しました。在家の信者が朝夕に勤めるべき勤行式を記述した書で、祐天上人の法語も記されています。
9月14日、磐城最勝院第15世住職である慈運が最勝院の釣鐘に銘文を記しました。その銘文の中には、祐天上人が最勝院の常念仏を始めたことが記されています。
下総(千葉県)埴生郡釜井作兵衛は重い痔疾で立ち働きもできませんでしたが、祐海の名号を請い受けて信仰心を込めて呑んだところ、平癒しました。正月4日のことでした。