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増上寺内の池徳院は、最初、壽光院と言いましたが(慶安元年「祐天上人」参照)、当時、石丸清右衛門という松を好む人物が、鉢植えの松を院主に贈りました。ちょうど池の景観を整えているところでしたので、院主はその松をそのまま池のほとりに植えました。祐天が壽光院の休波のもとに随従していた頃、この松に草子を懸け、樹下に座し、学問をしたり念仏を唱えたりしていたと言います。